妊娠すると二人分の栄養が必要!妊娠中のママにも、赤ちゃんにも大切なビタミンとは?

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こんにちは!スタッフのyuiです。

妊娠すると、お母さんと赤ちゃんの2人分の栄養が必要になりますよね。

私も二人の子供がいるのですが、妊娠中は「赤ちゃんの分も栄養をとらなければ」と食事には気をつかっていました。

だけど、意識して栄養補給するのってすごく大変です。

妊娠中はつわりや、大きくなったお腹による圧迫で食事量が減ることがあったり、体調や食の好みの変化で偏食になってしまったり。。

今回は、その中でも欠かせない『ビタミンB群』についてお話していきます。

妊娠中に大切な役割をもつビタミンB群体内に貯蔵できないため、毎日補充することが大切なんですよ・・!

妊娠中に必要なビタミンB群とは!?

妊婦_必要なビタミン

妊娠すると普段以上に必要になる栄養。赤ちゃんのためにもしっかり栄養を摂らなければ!と思う妊婦さんも多いのではないでしょうか。

しかし、その中でも欠かせないのがビタミンB群!

 

ビタミンB群は三大栄養素のたんぱく質・脂質・炭水化物の代謝とエネルギー
作られるのに欠かせない大切なビタミンたちです。

全部で8種類あるビタミンB群ですが、この栄養素は体内でいろいろな過程を経てエネルギーになりますが、ビタミンB群の一つ一つは、それぞれ違う働きをしているので、それぞれをビタミンB群として一緒に摂ることが、効率良く体内で働いてくれます。

 

 

ビタミンB群の役割

ビタミンB群は基本的に以下の代謝に働きます。

  • 炭水化物
  • 脂肪
  • タンパク質

ビタミンB群はお互いに助け合って機能するため、バランスよくとることが必要になります。

ちなみに、一つだけの大量投与は他のB群の欠乏を引き起こすことも・・

なぜ毎日補充する必要があるの?

妊娠すると、お母さんと赤ちゃんあの2人分の栄養が必要になりますので、
意識して栄養補給することが大切です。

また、水溶性であるビタミンB群は体内に貯蔵できないので毎日補充することが必要なんです。

 

効率よく摂取する方法とは

 

ビタミンB群は三大栄養素のたんぱく質・脂質・炭水化物の代謝とエネルギー
作られるのに欠かせない大切なビタミンたちです。

栄養素は体内でいろいろな過程を経てエネルギーになりますが、ビタミンB群の一つ一つが、それぞれ違う働きをしていますので、効率よく体内で働いてもらうためには、ビタミンB群として一緒に摂ることが大切です。

また、ビタミンB群は調理によって損失しやすく、体調や状況によって体内で使われる量も増えるので、サプリメントで手軽に、効率よく補うことが理想的です。

 

ビタミンB群に含まれるものは!?

精神状態を正常に保つビタミンB1

ビタミンB1は糖質の代謝に必要なビタミンです。
糖分や炭水化物のご飯やパンなどをエネルギーにしてくれます。

そして疲労物質の処理にもかかわります。

なので、ビタミンB1が不足すると、エネルギーにできない糖質が増え、
体脂肪が増えたり、疲れやすかったりします。
ビタミンB1は「精神的ビタミン」とも呼ばれ、脳や神経系の正常な働き
精神状態を良好に保つのに大切なビタミンでもあります。

妊婦さんや、授乳期の方の必要な栄養素としては目立ちませんが
妊娠中や授乳期はエネルギーを大量に必要とする時期ですし、
ストレスも増えるので、普段より多く摂っていただきたい栄養素の一つだといえます。

赤ちゃんの発育に大切なビタミンB2

エネルギー代謝をサポートし、特に脂肪が燃焼するときに多く消費され
脂質の代謝には不可欠ビタミンB2です。

たんぱく質の合成にも大切な役割を持ち、皮膚や毛髪などの細胞の新生体の成長をサポートする「発育のビタミン」とも呼ばれ、赤ちゃんの発育や成長期の子供に大切なビタミンです。

また、肌荒れや髪のトラブルを防ぐことから「美容ビタミン」とも呼ばれるビタミンB2は妊婦さんにぜひ摂っていただきたいビタミンの代表です。

葉酸と協力する赤ちゃんの発育に欠かせないビタミンB12

ビタミンB12はヘモグロビンの合成にかかわり、葉酸と協力して赤血球を作っています。
「赤いビタミン」「造血のビタミン」と言われ、貧血に良いビタミンとして知られています。
細胞の遺伝情報が詰まったDNAの合成をサポートし、神経機能を正常に保つ役割もあり
赤ちゃんの発育に欠かせないビタミンです。

睡眠のリズムを整えるのに役立つと言われ、疲れの回復や精神の安定にも良いビタミンなので、
お母さんの体のサポートにも嬉しいですね。
ビタミンC・Eとも助け合って働き、他のビタミンBたちと一緒になることで最適に働きます。

他にも注目したいビタミンB群とは!?

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神経系や脳の機能に必要なナイアシン

ビタミンB群の一つで、ビタミンB3のことです。
糖質や脂質をエネルギーに変えるとときに必要なビタミンで、
皮膚や粘膜の健康を維持できるようサポートします。

ナイアシンは体内でアミノ酸から作ることができますが、
ビタミンB1・B2・B6が不足していると作れません。
また、ビタミンCやビタミンEが体内で働くときにも必要です。
他にも消化を助けたり、神経系や脳の機能のためにも必要だったり、
ナイアシンも多様な役割をしています。

細胞や組織の健康維持に関わるパントテン酸カルシウム

パントテン酸はビタミンB群の一つで、ビタミンB5のことです。
ビタミンB群の中でも、とても広範囲で数多くの働きをしています。
エネルギー代謝の過程で、ビタミンB1とともに糖代謝の中心的な働きをしたり、
ビタミンB2とともに脂質代謝にかかわったり、3大栄養素の代謝すべてで大切な役割を果たしていますので
すべての細胞や組織の健康維持にかかわっているビタミンです。

また、ホルモンの合成にもかかわっていて、
ストレスに備える体の状態をつくります。
パントテン酸カルシウムはパントテン酸とカルシウムが結合した形になっていて、
水に溶けやすく体内への吸収がしやすくなっています。

代謝に必要なビオチン

ビタミンB7のことです。
たんぱく質・脂質・炭水化物の3大栄養素がエネルギーになるまでの代謝に必要なビタミンです。
健康な皮膚を保つのにも必要なビタミンで、皮膚の炎症を起こすヒスタミンを体外に排出する働きがあり皮膚の治療などにも用いられています。

ビオチンが不足すると皮膚のトラブルや抜け毛などの原因になるといわれています。
他のビタミンBや酵素が正常に働くのに不可欠なビタミンです。

目立って注目されていないビタミンですが、実は陰で大きく貢献しているビオチンは、
赤ちゃんはもちろん、お母さん自身のためにも摂っていただきたいビタミンです。

 

ビタミンB6は不足するとつわりの原因にもなる!?

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免疫機能を正常にするビタミンB6

たんぱく質の代謝に必要なビタミンです。

皮膚や粘膜の健康を保ち、髪や爪・歯を作り、成長するように働きます。
また、セロトニンやアドレナリンなどの重要な神経伝達物質の合成を促し
免疫機能を正常に維持するのにも必要です。

つわりの原因の一つはビタミンB6の不足といわれ、つわりがひどい人は積極的に摂ると良いとされています。
ビタミンB6は生理前の不快な症状、月経前症候群(PMS)をやわらげてくれるといわれています。
妊娠中だけでなく、産後もずっと摂りたい女性の味方といえるビタミンではないでしょうか。

不足してしまうとつわりの症状がひどくなることも

 

その他にも妊娠中に必要なビタミンとは!?

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免疫力をアップするビタミンC

主に重要な働きとしては、体を作っている全たんぱく質の3分の1を占めるコラーゲンの生成です。
コラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤のような働きがあり、
血管・筋肉・皮膚・骨などを作っていますが、
このコラーゲンが作られるのにビタミンCが欠かせません。

また、ビタミンCは鉄分の吸収を良くしますし免疫力を強めたり、ストレスや酸化にもと、
体内でさまざまな働きにかかわり、多様な働きと機能を果たしているビタミンCです。

体が作られるのに必要なビタミンなので、赤ちゃんの成長にも欠かせないですね。

栄養や酸素を細胞に届けるビタミンP

あまり聞きなれないビタミンかもしれませんが、ミカンやオレンジなど柑橘類に含まれているポリフェノールです。

ビタミンPは、ビタミンCの吸収や適切に働くのに必要なので、
ビタミンCと一緒に摂ることが最適です。

 

また、栄養や酸素を細胞に届ける毛細血管を強くし、血流を促すので、
栄養が体のすみずみに運ばれるようサポートしてくれます。

栄養素は摂りいれたあと、ちゃんと運ばれるかも重要なポイントなので、
赤ちゃんにしっかり栄養が届けられることも考えたいですね。
血流も良くしてくれるので、冷えやムクミにもよく、お母さんにも嬉しいビタミンだと想います。

内臓機能を正常に働くようサポートするビタミンE

抗酸化ビタミンとして知られているビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂ることで効果が高まります。

体内を酸化から守り、内臓機能が正常に働けるようサポートしてくれます。
血流を良くし、栄養を運ぶサポートをしてくれますし、疲れを和らげてくれます。
お腹で赤ちゃんを育てているお母さんの体を守ってくれるビタミンですね。
もちろん、栄養が赤ちゃんに運ばれるのをサポートしてくれます。

まとめ

妊婦

赤ちゃんのためにしっかり摂りたい成長や発育に欠かせないビタミンB群は、それぞれをまんべんなく摂ることで効率よく働いてくれます。

他のビタミン類も、赤ちゃんに栄養を運ぶために必要な大切な栄養素です。食事で補うのが難しいという方は、サプリメントなどを上手に利用して賢く取り入れていきましょう。

 

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こころからだあんしん マガジン編集部
こころからだあんしん マガジン編集部
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