妊娠が分かったら、赤ちゃんのためにもバランスのよい
食生活を心がけたいものですよね。
お腹の赤ちゃんの健康のためにも、妊娠中はどのような
栄養素を意識して摂取すればよいのでしょうか。

そこで今回は、妊娠中の食事で積極的に摂取したい栄養素について紹介
します。

葉酸

妊娠中に積極的に摂取してほしい栄養素のひとつが葉酸です。
葉酸は、水溶性ビタミンの一種で、造血やDNAの合成にかかわ
りのある成分です。たとえば、妊娠初期に葉酸が不足すると、
神経管閉鎖障害など赤ちゃんの発育に影響を与えることが
明らかになっています。

葉酸はさまざまな食品に含まれているので、ふだんの食生活では
不足するということはほとんどありません。

一方で、妊娠中に必要な葉酸は1日あたり400μg2倍の量が必要
に。

水溶性ビタミンである葉酸は、加熱によって失われやすく、
体内での利用率も30~50%程度とされています。

このことから、厚生労働省では、妊娠中には効率的に葉酸を
摂取できるサプリメントの摂取を推奨しており、このことは
母子手帳にも記載されています。最近では、妊婦さん向けの
葉酸サプリも販売されているので、一度チェックしてみるとよいでしょう。

鉄分

妊娠中に不足しやすいため、積極的に摂取が必要になる栄養素が鉄分です。
特に、お腹の中に赤ちゃんがいる妊娠中は、鉄分も多く消費されます。
体内の鉄分が不足すると、血液中に含まれるヘモグロビンの量が減り、
貧血を起こしやすくなります。

妊娠中、お腹の中の赤ちゃんに必要な酸素や栄養は、
血液から運ばれます。そのため、妊娠中の貧血 により、
早産や低出生体重児が生まれるリスクが高まることも指摘されています。

妊娠中に必要な鉄分の量は1日あたり20㎎とふだんの2倍の量になります。
妊娠中に意識して摂取したい鉄分の多く含む食品には次のようなものがあります。
・アサリの水煮
・干しエビ
・レバー

まとめ

お腹の赤ちゃんを育てる期間でもある妊娠中は、必要な栄養素も増えるものです。
赤ちゃんの健全な発育のために、葉酸や鉄分など妊娠中に不足しやすい栄養素
積極的に摂取していくようにしましょう。

江波明子《ライター紹介》
執筆:江波明子
国立大学看護学部卒業 看護師と保健師の免許取得後は都内の国立病院、市立病院で看護師として従事し、現在は育児をしながら医療専門記事のライターとして活動中