子供のアトピー性皮膚炎の原因・対策方法・おすすめのケアクリームを紹介

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こんにちは、こころからだあんしんマガジン編集部のeriです。
湿疹ができて、肌がかゆい、乾燥してガサガサ…の症状が繰り返されるアトピー性皮膚炎。
アトピー性皮膚炎に悩む人は年齢を問わず近年増えてきていますが、厚生労働省の調査によると特に1歳~4歳の患者数が最も多いそうです。

アトピー皮膚炎は一度良くなったように見えても症状がしつこく繰り返しやすく、完治しにくいのが特徴です。お子さんにアトピー性皮膚炎が見られた場合、どんな対策を取ると良いのでしょうか?またアトピーの予防策はあるのでしょうか?アトピーが起こる原因とともにご紹介します。

子供のアトピー性皮膚炎の原因

子供のアトピーアトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う発疹が繰り返しあらわれる疾患です。発疹は左右対称に出やすく、年齢によって出やすい部位が異なると言われています。乳児期には頭や顔などに多く、幼小児期には肘や膝などの関節部分や耳の付け根、お尻などに出やすい傾向です。

子供のアトピー性皮膚炎の原因は一つとは限らず、さまざまな要因が複合的に重なっていると言われていますが、ここでは特に大きいとされる3つの要因に触れていきます。

子供のアトピー性皮膚炎の原因1:遺伝

日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインによると、「患者の多くはアトピー素因を持つ」と定義づけています。

「アトピー素因」とはアレルギーを起こしやすい体質のことです。本人あるいは家族が、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支喘息、結膜炎のうちのいずれか、または複数の疾患の既往歴があることが要因となっています。

厚生労働省の調査によると、両親のどちらかがアレルギー症状を持っている場合、生後4ヶ月の乳児がアトピー性皮膚炎を発症するリスクは約2〜4倍両親ともにアレルギーを持っている場合だと約7.5倍にもリスクが上がるのだとか。

このことから、アトピー性皮膚炎の発症に遺伝が関わっていると言えるのです。

子供のアトピー性皮膚炎の原因2:アレルギー反応

親の遺伝によりアトピー性皮膚炎が起こる可能性は高いのですが、アトピー性皮膚炎の遺伝子を持っていても、必ずしもアトピーが発症するとは限らないそうです。

アトピー性皮膚炎は、生まれてからの生活習慣や環境によっても発症する可能性は高まります。親がもともとアトピー性皮膚炎ではなくても、後天的にアトピー性皮膚炎は起こり得るということです。

環境的な要因として考えられるのは、アレルギー症状の原因となる物質(アレルゲン)の存在です。アレルゲンにはダニ、ハウスダスト、カビ、花粉、化学物質、食物、動物の毛やフケなどがあります。

私たちの体には、ウイルスや雑菌などが侵入すると、これらを異物として認識し、攻撃して排除する免疫機能が備わっています。この免疫力があるからヒトは生きていくことができるのです。

ところが、花粉やダニの一部など本来はそれほど有害でもないアレルゲンに対しても、必要以上に過敏に反応して免疫物質を作り出すことで、皮膚のかゆみやくしゃみ、鼻水などの症状を引き起こすことがあります。このようにアレルギー反応に関わる免疫物質を作りやすい体質を持っていることも要因として考えられるのです。

近年では、乳幼児期にアトピー性皮膚炎が見られる場合、成長に伴って食物アレルギーやアレルギー性鼻炎、喘息など、他のアレルギー症状が次々に出現する「アレルギーマーチ」が起こる可能性も指摘されています。アトピーを改善させることで他のアレルギー症状も予防することにつながるそうなので、なんとか対策したいものですね。

子供のアトピー性皮膚炎の原因3:皮膚のバリア機能の低下

ヒトの皮膚にはアレルゲンや雑菌などの外的な刺激が体内に侵入しないようにブロックするバリア機能があり、バリア機能が正常に働くことで皮膚内部の水分の蒸発を防いで、皮膚が保湿された状態を保ちます。

一方で、アトピー性皮膚炎を発症しやすい人の皮膚はバリア機能が低下している傾向にあり、外的刺激が皮膚に侵入しやすい状態に。皮膚内の水分が外へ蒸発するため肌が乾燥しやすくなったり、かゆみや湿疹を伴う炎症を起こしやすくなるのです。そこで掻いてしまうと、新たな傷が生じたり傷口が悪化して、皮膚の状態がさらに悪化。掻いた刺激によりかゆみが増すため、また掻いてしまい…という悪循環に陥ってしまいます。

アレルゲン以外にも、汗やストレス、寝不足などもアトピー性皮膚炎の発症に関わっており、どれか1つの要因だけはなく、複数の要因が重なり合って起こるケースが多いと言われています。

遺伝的な要因を解消させることはなかなか難しいですが、環境的な要因やバリア機能に関しては、日頃の心がけ次第でアトピー性皮膚炎の発症を抑える可能性はあります

子供のアトピー性皮膚炎への対策

子供のアトピーお子さんにアトピー性皮膚炎が見られたら、まず医療機関で受診する方が多いと思いますが、併せてご自宅でも日頃からセルフケアを行って悪化させない対策を取ることが大切です。

子供のアトピー性皮膚炎への対策1:塗り薬や内用薬の使用

アトピー性皮膚炎の治療は、皮膚の炎症を抑えるために、適切な薬を使用することが大切です。特に乳幼児期の場合は、一時的な乳児湿疹かアトピー性皮膚炎なのかセルフケアも行いながら経過を見極める必要があります。

塗り薬は、過剰な免疫反応を抑えることで、炎症を鎮める作用のあるステロイド薬が代表的です。ステロイドを長期間使い続けるとクセになる、皮膚が薄くなって良くない…といった話も聞かれますが、炎症があるうちは毎日決められた回数や量を守って正しく使い続けることが大切です。

一般的に、肌の生まれ変わりに1ヶ月程度かかるとされています。塗り始めて数日して症状が落ち着いたように見えても、バリア機能の低下や炎症がまだ残っていることが多いので、すぐに中止の判断はせず医師の指示に沿いながら続けて、落ち着いてきたら使用量を減らしていったり、保湿剤だけの使用に切り替えていくと良いでしょう。

ステロイドを使っても改善しない場合は、皮膚を掻かないようにするために抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬のかゆみ止め内服薬も併用することもあります。

子供のアトピー性皮膚炎への対策2:掻かないようにする工夫を

アトピー性皮膚炎の改善のために、薬の使用と並行して行いたいセルフケアの基本は保湿と言われています。ローションやクリームなど処方された保湿剤を使って、皮膚を乾燥させないようにこまめに塗ることが大事です。

保湿が前提の上で、さらに引っ掻いてアトピー性皮膚炎を悪化させない習慣を作る必要があります。

激しいかゆみを伴うのがアトピー性皮膚炎の特徴なので、「掻いたらダメ」と子供に言っても、掻かずに我慢するのはなかなか難しいでしょうし、就寝中に無意識のうちに引っ掻いてしまい翌朝皮膚が赤くなっていることも。

かゆみが我慢できない時は、冷やしたタオルや保冷剤などで患部を冷やしたり、冷たい水で洗ってから薬を塗るようにするなど、「冷やす」のが有効な手段のひとつです。保冷剤を肌に直接長時間当てると凍傷になる恐れがあるので、タオルなどで巻くと良いでしょう。

気温や湿度が急に変わると刺激となってかゆくなることがあるので、就寝中もできるだけ室温を一定に保ちましょう。シーツやふとん、肌着やパジャマも、ナイロンやポリエステルなど肌への刺激の強い素材は避けて、こまめに洗濯がしやすくて刺激も少ない綿を選ぶと良いでしょう。かゆみで眠れないことによる寝不足やストレスでさらに症状を悪化させる恐れがあるため、リラックスして熟睡できる環境を心掛けることも大切です。

それでも無意識のうちに引っ掻いてしまうことは当然あります。万が一掻きむしった場合でも皮膚に刺激が少なく、さらに全身へのかゆみが広がらないように、爪は短く切って丸みがつくようにやすりで整えておきましょう。

子供のアトピー性皮膚炎への対策3:入浴方法の見直し

皮膚に付いた汗や汚れを洗い流して、いつも清潔にしておくことは、皮膚のかゆみやトラブルを抑える上で大切です。ただし、一日に何度も洗い過ぎたり、ゴシゴシとこすったり、ボディソープや石けんを使って洗うことは、肌にとって強い刺激となります。肌のうるおいに大切な皮脂や皮膚常在菌も失われてしまい、乾燥が進んでアトピー性皮膚炎が発症しやすくなるのです。

お風呂の温度にも気を使いたいものです。先ほど「冷やす」ことが大事だと説明しましたがその反対で、湯船やシャワーのお湯が熱いとかゆみがさらに増してしまうことがあるので、人肌ぐらいの低めの温度に設定しましょう。体を洗う時はよく泡立てて手でやさしくなでるように洗い、十分にぬるま湯ですすぐことが鉄則です。血行が良くなると同時にかゆみが起こりやすくなるので、長時間の入浴も避けましょう。

子供のアトピー性皮膚炎への予防

子供のアトピー
今のところお子さんにアトピー性皮膚炎が見られなくても、さまざまな原因が重なって突然起こる恐れも。アトピーを予防するには、住環境や生活習慣などを整えることが大切です。

子供のアトピー性皮膚炎への予防1:清潔な環境でかゆみの原因を取り除く

先ほどアトピー性皮膚炎を起こす原因物質アレルゲンについて触れました。アレルゲン検査をした結果、特にダニやハウスダスト、カビに反応しているのがわかっている場合は、それらをできるだけ取り除けるよう、生活環境を清潔に整えることが大切です。

【掃除】
ホコリの中はダニが生息しやすい環境です。かゆくて引っ掻いたときに落ちやすい皮膚のかけらもダニのエサになってしまうので、1日1回は掃除機などでこまめに掃除をしましょう。床はもちろんですが、エアコンフィルターや家具の上部、電球のかさやカーテンなどもホコリが溜まりやすいので要注意。

【布製品】
寝具は防ダニ加工のものを選ぶのがおすすめです。布団は天日干しまたは布団乾燥機で乾燥させてから、掃除機でダニの死骸を除去しましょう。シーツや枕カバーはこまめに洗濯を。カーペットやラグにもダニは潜むので、フローリングにしてこまめに床掃除する方が良いでしょう。ソファカバーも週に1回は洗いたいですね。お子さんが愛用するぬいぐるみも、こまめな洗濯または天日干しがおすすめです。

【換気】
普通に生活しているだけでホコリは常に出てくるので、窓を開けて空気をこまめに入れ替えることも大切です。空気清浄機を併用するのも効果的。

子供のアトピー性皮膚炎への予防2:アトピー改善に良い生活習慣を意識する

疲労やストレスも、アトピー性皮膚炎の原因の一つとされています。かゆくて寝付けないことで寝不足になり、さらにかゆみがひどくなるといった悪循環を招くことも。睡眠不足になると免疫力が低下したり、皮膚のターンオーバーのサイクルが乱れて、かゆみも起こりやすくなります。夜更かしや朝寝坊はできるだけ控えて、前の日に寝るのが遅くなっても朝はできるだけ毎日同じ時間に起きるようにして生活リズムを整えましょう。

コロナ禍で思うように外出やイベントが楽しめないといった原因でストレスが積もっている可能性も考えられます。ストレスを100%解消することは難しいものですが、少しでもストレスが取り除けるように、ご家庭の中でささやかな工夫を凝らすと良いでしょう。

子供のアトピー性皮膚炎への予防3:皮膚のバリア機能を高める

アトピー性皮膚炎が起こるのは、皮膚のバリア機能の低下が一因であることは先ほど紹介しましたが、実は子供の肌は大人以上にとても不安定なんです。

ぷるぷるとしてみずみずしく見える子供の肌ですが、刺激から肌を守る役割を担う表皮の厚みは大人の半分ほどしかなく、肌としては未完成の状態です。

また、肌には善玉菌や悪玉菌などさまざまな常在菌が住んでいて、共存しながら肌のバリア機能を保っていますが、子供のうちは常在菌のバランスが乱れやすいために肌のバリア機能がもともと低く、乾燥やかゆみ、さらにはアトピーなどの肌トラブルが起こりやすくなるのです。

だからこそ、お子さんのアトピー性皮膚炎の予防や改善には、肌の常在菌のバランスを整えて、皮膚のバリア機能を高めることがカギを握るのです。薬に頼らずに常在菌のバランスを整える方法があるの?とお思いの方に、私たちがおすすめしたいのが、肌のバリア機能を高めてすこやかな肌状態にする『ママ&ベビーケアクリーム』です。

『ママ&ベビーケアクリーム』は1本に約7500億個もの乳酸菌(善玉菌)を配合。デリケートな肌になじみやすいヒト由来の乳酸菌で、塗ることで肌の善玉菌を増やしてバリア機能を高めて、かゆみを抑えてくれるのです。それにセラミドやシロキクラゲなど自然由来の保湿成分もたっぷり。パラベンや着色料などは不使用で、赤ちゃんにも安心してお使いいただけます。

『ママ&ベビーケアクリーム』ひどい肌荒れや湿疹、アトピーにはもちろん、おむつかぶれやよだれかぶれにも効果的。顔にも全身にも塗ることができ、皮膚常在菌のバランスを整えることで肌をすこやかにできるのです。購入者のリピート率は9割を超えており、お子さんのひどい肌荒れにお困りだったママやパパからもお喜びの声をたくさんいただいています。

塗り続けることで効果を実感いただける自信のスキンケア商品なので、ご興味のある方は『ママ&ベビーケアクリーム』をぜひお試しください。

まとめ

ぷるぷるとして見える子供の肌ですが、実は皮膚のバリア機能がもともと低く、不安定な状態です。お子さんのアトピー性皮膚炎は、遺伝に限らずバリア機能をはじめさまざまな要因が重なって誰でも起こり得る症状です。お薬や保湿剤での治療を続けてもなかなか改善しないと思う場合は、住環境や生活習慣などにも気をつけながら、皮膚常在菌のバランスを整えてバリア機能を高めるなど、これまでになかったケアをすると良いでしょう。

著者
こころからだあんしん マガジン編集部
こころからだあんしん マガジン編集部
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