目次
妊娠中はムクミやすいものですが、それはなぜでしょうか。
妊娠中、むくみで悩んでいる妊婦さんは多いと思います。
むくんでいるとしても少々のことでしたら問題はないのですが、場合によっては日常に支障をきたすほどの症状が出る場合もありますよね。
ここではむくみを引き起こす9つの原因と解消法をご紹介してきます。
1.塩分
人の体には、血中のナトリウム量を保つ機能があり、塩分を取りすぎてしまうと体内の塩分濃度を薄めるために普通よりも多くの水分を体に溜め込もうとします。その際に起こるのがむくみです。
成人女性が摂取する塩の目安は10グラムです。減塩を意識して食事することをおすすめいたします。
2.タンパク質不足
食事で摂取したタンパク質は、肝臓でアルブミンというタンパク質に変質します。アルブミンは水分を排出する働きをするので、タンパク質不足になるとムクミやすくなるのです。肉や乳製品で、タンパク質を摂取するようにしましょう。
3.運動不足
妊娠中は運動不足になりがちですが、それで筋肉が衰えてしまうと血流が悪くなりますし、リンパ節の流れも滞ります。
そうなると体の代謝が衰えて、水分の排出が少なくなるのです。妊娠中でも出来る適度な運動をすることが大切です。リンパ節をマッサージすることも効果があります。
4.体重増加
妊婦の体重は臨月が近づくにつれ、どんどんと増えてきます。増えた体重を支えるのは、言うまでもなく足ですから、結果的に足がむくんでしまうのです。解消するためには、足のマッサージや、寝るときに足を高くして、足にたまった血液を上半身に戻すようにしましょう。
5.ストレス
ホルモンバランスの乱れやお腹が大きくなることでの不自由などが原因で精神的なストレスが溜まってきます。そうすると自律神経のバランスが崩れて、血流の悪化、そしてむくみへと繋がります。ストレス解消が出来る趣味を見つけ、睡眠は十分にとりましょう。
6.冷え
妊娠中の冷えは最も警戒するべきことです。冷えは血行不良を招き、リンパ節と静脈の流れを滞らせるので、水分が体に溜まりやすくなります。冷えを防ぐために厚着をしたり、足湯をして体の末端から温まるようにしましょう。
7.鬱血
妊娠をすると、子宮が大きくなるために下半身の血流が滞り鬱血が起こります。そのような状態を解消するためにはストレッチなどで、血行促進を行うようにしましょう。
8.衣服の締め付け
お腹が大きくなると、これまで来ていた服が体を締め付けている可能性があります。体が締め付けられると血行が悪くなり、浮腫みを引き起こします。マタニティドレスのように締め付けのない服を着用しましょう。