お風呂に入るたびにびっくり・・授乳期の抜け毛はなぜ起こる??解消法は?

出産後、シャンプーをしたりブラッシングをすると、束になって髪の毛が抜けるのを見ると心配になる女性は多いものです。出産後の抜け毛は、分娩後脱毛症や産後脱毛症と呼ばれ、珍しいものではありません。

この主な原因は、女性ホルモンの変化と言われています。
妊娠中は女性ホルモンの分泌量が多くなり、妊婦さんの多くは肌や髪の状態が良いことを実感します。

しかしながら、出産すると女性ホルモンの分泌量は通常に戻り、子宮も急に強く収縮します。
このように、妊娠と出産を通じて女性の体は大きく変化するため、体に様々な症状が現れます。
髪の毛が抜けやすくなるのもその一つです。

また、出産後体力が回復しないまま、育児をしなければいけないことも原因として考えられます。
授乳のためにぐっすりと眠ることができなかったり、なれない育児でストレスが溜まりやすくなると、髪の成長を妨げます。特に睡眠不足は美容の大敵です。
睡眠中は皮膚や髪の成長に必要な成長ホルモンが分泌し、新陳代謝が活発に行われます。ですので、睡眠の質の低下は肌や髪に悪影響を与えます。さらに、髪への栄養が不足することも抜け毛を助長します。体は必要な所に優先的に栄養を運ぶ仕組みがあるため、授乳期の栄養は、必然とおっぱいに優先されます。そのため、髪が栄養不足に陥り、健康な髪が育つことができなくなります。

一般的には、出産後半年くらい経てば自然とヘアサイクルは元に戻ると言われていますが、高齢出産の人や出産経験のある人は元に戻るまで時間がかかったり、症状が進行して薄毛になることもあります。
早く元の状態に戻したり、症状の悪化を防ぐためには、早めにケアすることが大切です。
ヘアケアに関しては、育毛に特化したシャンプーやコンディショナーを使うと良いでしょう。
また、女性用の育毛剤で頭皮マッサージを行うのも効果的です。
デリケートな時期なので、できるだけ肌に刺激のないものを選ぶことが大切です。
最近は産後の女性でも使うことができるヘアケア商品も増えています。

それらの商品は安全性が考慮されているので、安心して使うことができます。
また、髪への栄養不足を解消するために、サプリメントを利用するのもおすすめです。
髪に良いと言われているのが、カルシウムとビオチンです。
カルシウムはストレスを感じる人は不足しがちです。

健康な毛髪を作るだけではなく、骨の健康にも役立つので、摂取することで産後の体力が早く回復します。
ビオチンは健康な皮膚には欠かせないビタミンで、頭皮を健康に保つ働きがあります。またヘアサイクルを延ばしたり、元気な毛髪を育てるのも役立ちます。

著者
こころからだあんしん マガジン編集部
こころからだあんしん マガジン編集部
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