ママだけでなく、お腹の赤ちゃんのことも考えた健康管理が大切になる妊娠中。
妊娠中の薬の服用は、お腹の赤ちゃんの奇形を引き起こすといわれており、妊婦さんのなかには、薬を飲むことに心配がある人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、妊娠中の薬との付き合い方についてお伝えします。

薬の管理でポイントなるのが妊娠週

妊婦さんが薬を飲む時に、特に注意すべきなのが妊娠初期です。特に、妊娠4週から15週にかけては、お腹の赤ちゃんの重要な器官の基礎が作られる時期であるため、薬の種類によっては、赤ちゃんの発育に問題を引き起こす可能性があります。
ちなみに、妊娠に気付きづらい時期でもある4週以前では、赤ちゃんの器官の形成はまだ始まっていないため、薬による影響はほとんどないと考えてよいでしょう。

また、安定期である妊娠16週に入ると、赤ちゃんの器官の形成は終了していますが、薬の成分が血液を介して、赤ちゃんに移行することもあるため、引き続き注意が必要です。

妊娠中に注意したい薬の種類

妊娠中お腹の赤ちゃんに奇形がみられる可能性は、100人に1~2人といわれています。すべての薬が赤ちゃんの奇形を引き起こすわけではありませんが、薬の種類によっては、奇形のリスクを上げるものもあります。

妊娠中は、産婦人科から処方された薬を使用するのが安心ですが、ドラッグストアや薬局で購入し、日常的に薬を使用している人もいるでしょう。特に、抗生物質や痛み止めなどよく使用されている薬のなかには、お腹の赤ちゃんにとって毒性があるものもあります。
妊娠中に薬を飲む場合は、自己判断をせず薬剤師や医師などの専門家に相談するようにしましょう。

こんな時は、医師や薬剤師に相談しよう

妊娠中の薬の管理について不安がある人は、直接主治医に相談してみることがおすすめです。以下のケースに当てはまる場合は、医師に聞いてみてください。
・妊娠と気付かないうちに、薬を飲んでしまった場合
・妊娠中に、新しい薬を飲む必要がある場合
・持病により、妊娠前から薬を服用している場合

まとめ

妊娠中の薬の服用はすべてがNGというわけではありませんが、自己判断で服用するのは、赤ちゃんの発育や成長に影響を及ぼす可能性もあります。妊娠中の薬の服用は、主治医に事前に相談しながら安全に行っていきましょう。

江波明子《ライター紹介》
執筆:江波明子
国立大学看護学部卒業 看護師と保健師の免許取得後は都内の国立病院、市立病院で看護師として従事し、現在は育児をしながら医療専門記事のライターとして活動中