妊娠するとよく耳にするのが、「タバコやお酒をやめましょう」というフレーズ。妊娠中のタバコやお酒は、お腹の赤ちゃんにも悪い影響を与えることは多くの人が知っているでしょう。一方で、妊娠中のタバコやお酒によって、具体的にどのような影響があるのか知らない人もいるのでは?そこで今回は、妊娠中の喫煙やアルコールが及ぼす影響についてお伝えします。

■妊娠中の喫煙がNGの理由

「百害あって一利なし」といわれるタバコは、妊娠中には絶対避けたいもののひとつです。タバコには発がん性物質をはじめとする有害物質を含んでいます。タバコの含まれているこれらの有害物質は、早産の原因となるだけでなく、呼吸器の機能が低下したり、低出生体重児乳児突然死症候群のリスクを上げたりすることが明らかになっています。
また、妊婦さんが喫煙していなくても、パートナーがタバコを吸う場合も注意が必要です。妊婦さんに気を利かせて、パートナーがベランダや換気扇で吸っていたとしても、十分な受動喫煙の対策となるわけではありません。妊娠中は、本人だけでなく家族間で禁煙に取り組むようにしましょう。個人だけではなかなか禁煙できないという人は、医療機関の禁煙プログラムを利用の検討をおすすめします。

■妊娠中のお酒も控えよう

タバコに対して、「百薬の長」おといわれるお酒などのアルコール。適量のお酒は、血液の循環がよくなるなど、健康によい効果をもたらすことで知られています。一方で、妊娠中の飲酒は、奇形など胎児の発達に悪影響に与えるため、禁酒することがすすめられています。少量のアルコールならお腹の赤ちゃんに影響は少ないとされているものの、安全性が確立しているわけではありません。アルコールの代謝や遺伝やその日の体調によって、異なるもの。妊娠中でも「ちょっとくらいはいいだろう」と油断してお酒を飲むのではなく、きちんと禁酒するようにしましょう。

■まとめ

妊娠中の喫煙やアルコールは、お腹の赤ちゃんの発育や発達にも影響を与えるものです。特に、タバコは依存性があるため、いざ禁煙しようと思っても簡単に実行できるものではありません。妊娠中の禁煙や禁酒は、赤ちゃんを望んでいる時期から始めてみるのもよいでしょう。

江波明子《ライター紹介》
執筆:江波明子
国立大学看護学部卒業 看護師と保健師の免許取得後は都内の国立病院、市立病院で看護師として従事し、現在は育児をしながら医療専門記事のライターとして活動中