次第に春が到来すると、心配なのが花粉症です。現在、妊娠中の方のなかには毎年花粉症に悩まされている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、妊娠中における花粉症対策についてお伝えします。

妊娠中は花粉症が悪化しやすい

花粉症は、花粉によって鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみが起こるアレルギーの病気のひとつです。

妊娠中は血液の循環量がアップするため体内の水分量が増える時期です。このため、鼻の血管もうっ血しやすくなるので、花粉症の症状が重くなった感じる人もいるでしょう。もともと花粉症ではなかった人も、妊娠をきっかけに花粉症になる人も多くいます。

妊娠中の花粉症の治療

花粉症の治療で最も行われているのが、症状を軽減させる薬を使用する対症療法です。一般に、妊娠中の薬の使用はNGといわれていますが、点鼻薬や目薬など妊娠中でも使用できるものがあります。
妊娠中の花粉症で悩んでいる人は、まずはかかりつけの産婦人科で処方してもらうのもよいでしょう。もともと花粉症の人で、耳鼻科から薬をもらっている場合は、妊娠中であることを医師に伝えて、妊婦さんでも使用できる薬に切り替えてもらうことが大切です。

ただし、妊娠中はドラッグストアなどで市販の花粉症薬を使用するのは注意してください。市販の花粉症薬のなかには、薬の副作用で眠くなりすぎてしまったり、複数の成分が含まれている場合もあります。

日常生活のなかで行う花粉症対策

花粉症は薬による治療だけでなく、毎日の暮らしのなかでも対策を行うことが大切です。妊娠中の花粉症対策には、以下のものがあります。

・花粉情報をチェックし、花粉症の飛散が多いときには、外出や窓の換気を控える、
・シーズン中は、外出時に眼鏡やマスクを着用する。
・外出から帰ったときは、衣服を払ってから家に入る。家に入ったら、洗顔やうがいを行う。
・部屋の掃除をこまめに行う。

まとめ

妊娠中は症状が悪化しやすい花粉症は、ついつい我慢してしまう妊婦さんもいるでしょう。妊娠中でも使用できる薬もあるので、まずは産婦人科にて相談するようにしましょう。花粉症をきちんと治療したいという人は、耳鼻科でレーザー治療を受けるのもおすすめです。

江波明子《ライター紹介》
執筆:江波明子
国立大学看護学部卒業 看護師と保健師の免許取得後は都内の国立病院、市立病院で看護師として従事し、現在は育児をしながら医療専門記事のライターとして活動中